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冬のエネルギーがもたらす私たちへの影響

アーユルヴェーダ富山セラピスト協会の内山です。


気温が下がり、山の色も鮮やかに変化してきましたね。

アーユルヴェーダでは晩秋から冬にかけて、風のエネルギーであるヴァータ(風+水のエネルギー)が増えてくると考えます。

 

ヴァータのエネルギーは「動き」、「冷たい」、「乾燥」、「軽い」という性質を持っています。そのため、ヴァータのエネルギーに影響を多く受けるこの時期はカラダの乾燥や、冷えによって、肩こりや便秘などの不調が出やすくなる方が多いのです。

ヴァータのエネルギーが不安定な時は思考や心も軽くなりフワフワと不安定になりがちです。



フワフワ、ソワソワ、集中できない“地に足がついていない”状態を簡単に切り替える方法をいくつかご提案します!

 

一息つき、ゆっくりと座る時間を作りましょう

1安定した座り方で座る

2両手をこすり合わせ、手を温める

3頭の上もしくは膝の上に手を置く(楽な方で)この状態でゆっくりと呼吸を繰り返します。

※呼吸のペース:吸う息で1,2,3,4、吐く息でも1,2,3,4 落ち着いてきたら吐く息は吸った息の倍の数を吐くと良いです。

 


ヴァータのエネルギーはカラダが冷えると、柔軟性が乏しくなってくることもしばしば。

背骨の柔軟性は心の柔軟性にも関わりがある為、安定した座位のポーズでしっかりと背骨を動かしましょう。

背骨周りの柔軟性がアップすると、背骨周りの筋肉も柔軟になり、血行促進効果も期待できます。

 

冷えやすいお腹を温めるチャイルドポーズ(バーラーサナ)



① 正座になり、膝の上にブランケットやクッションを置く

② お腹をブランケット等に乗せ、カラダを前に倒す

③ 手を楽なところに置き、肩の力と頭の力を抜く(呼吸はゆっくりと)

 







背骨を柔軟にしてカラダのめぐりを整える半分の魚の王(アルダマッツェーンドラーサナ)のポーズ



① 両脚を伸ばして座り、片方の膝を立て反対側の脚の外側に置く

② 伸ばしている脚の膝を曲げ、かかとをお尻につけ、骨盤を立てて背筋を伸ばす

③ 立てている膝の脚の外側に腕を置き、カラダを外側にねじる

④ 目を閉じ、心地よく気持ちよい呼吸を数回繰り返す

⑤ 反対側も同様に行う

 




ヴァータのエネルギーが過剰になり、心とカラダのバランスが整っていないと感じるときは試してみてくださいね。




◆12月はイベント(年末年始)が多く、カファのエネルギーを増長するような食事の量(満腹になるまで食べる)、運動不足や寝過ぎにならないように意識して日常生活を見直し、冬を快適に過ごしましょう。


とは言っても、楽しく過ごすこともアーユルヴェーダでは大切なことだと言われています。なので・・・、食べすぎたな~、飲み過ぎたな~、寝不足かもって思ったなら、そのまま放置せずに無理のない食事、ほどよく疲れて眠れるように2~3日中にリセットできたらいいですね

 

◆この冬の過ごし方を気をつけて行くことで来春の体調面(アレルギー)、精神面(怠惰になるなど)がよくなりますよ!

春にアレルギー反応がでやすい方は特に気をつけてみてくださいね^^

 
 
 

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